第11回 計測自動制御学会 併催行事に参加いたします。
ワークショップ「歩行障害の克服に向けて ―足こぎ車いすの応用―」
日 時:12月24日(金) 13:30~15:00
会 場:SI2010講演会場 K室 (東北大学川内キャンパス講義棟C C202号室)
協 賛:計測自動制御学会 ユニバーサルデザイン部会,レスキュー工学部会,医工融合システム部会,ロボット・セラピー部会(予定),福祉工学部会,日本機械学会(予定)
日本ニューロモジュレーション学会、日本FES研究会
参加費: 無 料
概要:種々の疾患で歩行困難となった患者の多くは,手こぎ式の車椅子もしくは電動車椅子の使用を余儀なくされているが,機能が温存している上肢や下肢で車椅子の駆動や操作を行っているため,不使用の下肢の廃用性変化が急速に進み不可逆的な機能低下が生じることが大きな問題となる.その解決策として,交代性ペダルこぎ運動で駆動される自走式足こぎ車椅子を開発した.これにより,重度の歩行障害を持つ方にも幅広く適用できることが分かり,特に,脳卒中で片側半身が完全に麻痺した方でも,麻痺した筋肉も積極的に働いて両足でペダルを漕いで,早足程度の速度で自走できることが判明している.平成21年7月からは(株)TESSより"Profhand"という商品名で商品化され販売されるようになった.リハビリテーション訓練の一環として,診療報酬が受けられるようになったことや,日本テクノエイド協会からも介護福祉機器として認定され全国的に介護保険が使えるようになっている.本ワークショップではこのような足こぎ車いすの特徴と,その有効性の検証結果,適用事例などを紹介するとともに,実際に走行体験をしていただける試乗会を実施する.
講演:「足こぎ車いすは人間復活の強力な武器」
半田康延(東北大学大学院医学研究科・名誉教授)
「足こぎ車いす走行の仮想空間での評価」
吉澤 誠(東北大学サイバーサイエンスセンター・教授)
「足こぎ車の筋活動および脳血流に対する影響」
関 和則(東北大学・非常勤講師)
「足こぎ車いす訓練における運動機能の改善効果」
関矢貴秋(仙台大学体育学部・准教授)
「足こぎ車いすの適用事例報告,足こぎ車いす試乗会」
鈴木堅之(株式会社TESS・取締役社長)
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