医療ルネサンス最新機器で回復
足こぎ車いす 歩行への道
(掲載記事一部抜粋)
宮城県在住、現在72歳の方(42歳の時脳梗塞を起こし現在リハビリ中)
数年来の体の不調で筋肉が衰え4点で支える杖で、なんとか歩けるが、10メートルに1分かかる状況だった。
一般的に出回っている自走式車いすは、手で後輪を回して進むが、足こぎ車いすは、ペダルを足で漕いで進み、方向は棒状のハンドルで方向転換する仕組み。その場で旋回も出来る。
現在、週3回足こぎ車いすを使ったリハビリを行っており、50のコースを2~3回走っている。「乗ってて楽しい。体力もついたように思う」と表情も明るい。最近10走行の時間が以前は、1分だったのが50秒になり10秒短縮。
この車いすは、東北大学病院運動機能再建リハビリテーション科と共同開発したリハビリ機器でベンチャー企業であるTESS社が2009年7月に発売開始した。
なお、パーキンソン病や軽い脊髄損傷の患者さんも利用されている。